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『残酷な神が支配する』再読感想

実家の本棚を整理していて、軽はずみな気持ちで読み始め、気がついたら年を越していた。1巻読むと最終巻読み終わるまで眠れないやつなのに…1話の入り良すぎ問題。

前半の、世界が狭く狭く閉じて壊れていく感じの表現がほんとにやばい。気づいて、気づかないで、殺してくれ、殺してやる、言いたくない、言ってしまいたい。
睡眠薬入りのコーヒーを入れてボート小屋に向かうシーンがめちゃくちゃ好きだなやっぱり…。ここまでずっと張り詰めて尖り続けたジェルミの精神が、サンドラの日記で空中分解するようなイメージがほんとに…崩壊と解放のカタルシスがある。
斬新な設定とかではないすごく現実的なあらすじの物語なのに、表現力ひとつで唯一無二の名作に仕立ててるのすごすぎる。マジで天才…。
あと、以前読んだ時よりも何が描かれてるのか、何故こうなっているのか、みたいなことがよくわかるようになっていた。知識が増えたからかな。特に後半は前半に比べるとエピソード同士の繋がりや物語上の意味がよくわからない部分もあったから、今また読めて良かった。面白かった…。
個人的に、RadioheadのTalk Show Hostという曲が追い詰められて破裂しそうなジェルミの心境みたいな曲だなと思って好きでよく聞いてた。畳む
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