🏕️庭戸のキャンプ地🏕️

☕️niwato no camp ti☕️

創作や生活など、全部のことを喋るよ。ステータス…原稿中✍️

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いつも突然シグルイの話がしたくなるんだけど……。急に今…。

貧農の三男だった藤木が虎眼先生に拾われ武士の子になった後、たまたま再会した家族に一瞥もくれなかったシーンが本当に本当に好き。驕りでも復讐心でもなく、ただただ100%虎眼先生への忠誠でこの態度をしているということが…。これが藤木源之助。藤木源之助という男…。
虎眼先生への愛と忠誠が、武家社会の最悪さを体現することとイコールになってて、それが伊良子の怒り、三重のトラウマともイコールなのがすごい。
本当の絶望を描くためには、愛や希望も同時に描く必要があるんだと思った。苦しくて痛いだけの人生の中で、ただ一度触れたあたたかい気持ち。優しい記憶や約束。藤木も三重も伊良子も、そんな奇跡のような瞬間を持っていて、忘れられなくて、棘のように抜けなくて、そのために血を流し、もっと苦しい。畳む
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