フォレスト・ガンプのダン中尉の話。続きを読むダン中尉が終盤に配偶者を伴って再登場したときの穏やかな微笑み、何故かすごい感動というか、衝撃みたいなものがある。ただ、幸せになれて良かったね、というだけではなく、もっと複雑な感動がある。なんでだろう。落ちぶれた中尉との1度目の再会よりも、この穏やかな中尉との2度目の再会の方が私の中で衝撃度高かった。中尉は戦場での勇敢な死を自分のストーリーの必須構成としていたのに、それが叶えられなくて、ものすごい苦しみを経てそのストーリーを捨てて、そのあとで昔の自分が全く想定していなかった形での幸せを得ることになる。この流れがフォレストガンプの物語のテーマとめちゃくちゃ一致してる気がする。人生万事塞翁が馬というか、諸行無常というか。フォレストの人生だけを客観的に見ると、サクセスストーリーという見方もできるけど…味が全然違う。信念や努力で成功を掴み取るというストーリーとは違う。フォレストの成功は後から勝手についてきたもので、自分の思い描いたストーリーを実現するような物語ではなかった。むしろそういう物語へのアンチテーゼ的な雰囲気すらあるかも。最後の穏やかなダン中尉にそれをすごく感じる。「自分の想像したストーリーを実現する」ということから降りた先に、想像もしなかったあたたかさを得る。その固執に意味はないのかもしれない、と思わせるような、無常観と、でも救いも感じる。唯一の道はなくて、唯一の正解もない。自分の思い描いた物語に希望を与えられたり、苦しめられたりもするが、実は、世界はただ素朴になんの信念も持たずに存在している…ということがわかったときの衝撃。人は変わることができる、一つの物語を捨てて(捨てるには苦労があるが)新しい物語をセットすることもできる。個人の内側にある物語は、本人からすると世界と等しいんだけど、実はそんなことは全然ない。物語は主観の中にしか存在しない。物語は実在しないんだ…😭その衝撃と絶望と希望、救いのある無常観。ダン中尉がやっとダン中尉の物語から降りられたとき、すごく世界が広く感じたんじゃないかと思う。船のシーンも素晴らしかった。ジェニーもすごく複雑で人間らしい良いキャラクターだったなあ。畳む favorite ♡ありがとうございます! 感想 2026/03/14(Sat) 14:37:03
ダン中尉が終盤に配偶者を伴って再登場したときの穏やかな微笑み、何故かすごい感動というか、衝撃みたいなものがある。ただ、幸せになれて良かったね、というだけではなく、もっと複雑な感動がある。なんでだろう。
落ちぶれた中尉との1度目の再会よりも、この穏やかな中尉との2度目の再会の方が私の中で衝撃度高かった。
中尉は戦場での勇敢な死を自分のストーリーの必須構成としていたのに、それが叶えられなくて、ものすごい苦しみを経てそのストーリーを捨てて、そのあとで昔の自分が全く想定していなかった形での幸せを得ることになる。
この流れがフォレストガンプの物語のテーマとめちゃくちゃ一致してる気がする。人生万事塞翁が馬というか、諸行無常というか。フォレストの人生だけを客観的に見ると、サクセスストーリーという見方もできるけど…味が全然違う。信念や努力で成功を掴み取るというストーリーとは違う。フォレストの成功は後から勝手についてきたもので、自分の思い描いたストーリーを実現するような物語ではなかった。むしろそういう物語へのアンチテーゼ的な雰囲気すらあるかも。
最後の穏やかなダン中尉にそれをすごく感じる。「自分の想像したストーリーを実現する」ということから降りた先に、想像もしなかったあたたかさを得る。
その固執に意味はないのかもしれない、と思わせるような、無常観と、でも救いも感じる。唯一の道はなくて、唯一の正解もない。
自分の思い描いた物語に希望を与えられたり、苦しめられたりもするが、実は、世界はただ素朴になんの信念も持たずに存在している…ということがわかったときの衝撃。
人は変わることができる、一つの物語を捨てて(捨てるには苦労があるが)新しい物語をセットすることもできる。個人の内側にある物語は、本人からすると世界と等しいんだけど、実はそんなことは全然ない。物語は主観の中にしか存在しない。物語は実在しないんだ…😭その衝撃と絶望と希望、救いのある無常観。
ダン中尉がやっとダン中尉の物語から降りられたとき、すごく世界が広く感じたんじゃないかと思う。船のシーンも素晴らしかった。
ジェニーもすごく複雑で人間らしい良いキャラクターだったなあ。畳む