🌷庭戸のキャンプ地🌷

創作や生活など、全部のことを喋るよ。

『私とは何か 「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)』
https://a.co/580rx2D

ずっと前にどなたかが紹介してて気になってた本。読んだ。かなり実感と合致してて腑に落ちた。すごく面白かった。

以下散漫な感想

◾️「”本当の自分”は存在しない」というのは、少しショッキングな字面だけど、読めば読むほど温かい考え方だと思った。前に伊沢さんの個性の使い分け方が好きって書いたことを思い出す。

◾️依存先を増やすことがメンタルの安定に必要という話があるけど、この分人という考え方もそれに近いものがある。

◾️#愛について の項目がすごく良かった。「あなたといるときの私が好き」を軸にして考えていいんだ。それは自己愛じゃなくて、ナルシズムじゃなくて。
◾️恋と愛の違いについても軽く論じられてた。前から思ってたけど私は恋が描けない自覚がある。友情?愛情?みたいなBLしか描けない自覚ある。よく言われる。なんでだろうね…。特に性的スリルを伴う恋のトキメキを描くのが難しい。

◾️私ミステリアスなキャラクターって好き。どれが本当のあなたなの?と思いたくなる、どれか一つが真実であると。でも実際にはそのどれもが全て真実であるというのが正解。嘘はついてなくて、全てが本当なの。それがたまらなく好き。
例えばダンガンロンパ V3の百田解斗とか、ゴールデンカムイの鶴見中尉とか。ゴーストオブツシマの志村も。多面的な描き方されてるキャラが好き。(百田は制作サイドがどこまで意図したか謎だけど)

◾️好きなのはあなたの全てじゃなくて
風のような傷跡のような海の響きのような……🥲♪(エロティック/salyu)
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